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ソニー出身のエンジニアを中心として創業されたブランド、Beyondの真空管エフェクトペダル第三弾!
Booster、Bufferに続いて開発されたのがPreampです。
Preampとしてはギター用、アコ用、ベース用の3機種がラインナップされますが、こちらはベース用。
開発にはGIB嵯峨が深く関わり、現代のベーシストに最適なデザインを採用しました。
これまでの2種類と同様に、通すだけで低域から中域にかけての密度がグッと増され、わずかなコンプレッション感、サチュレーション感といったチューブ独特のニュアンスが得られます。
コントロールはVolume, Bass, Middle, Trebleとシンプル。
EQの周波数帯は以下の通りです。
・Bass 65Hz
・Middle 500Hz
・Treble 4kHz
Bassは40Hzに設定するEQが多い中、本製品には65Hzを採用しました。
40Hzだとブースト時に音が滲み過ぎたり、ぼわつきすぎたりすることが少なくないと思います。
その点、65Hzに設定することで40Hzブーストの問題点を排してベースの存在感、低域のプッシュ感のみをコントロールするような操作感をイメージしました。
Middleは500Hzで、ベースサウンドの締まり感の調整をイメージしています。
カットするとよりクリアに、ブーストすると音量感が大きくなります。
ベースの抜け感をコントロールするのに、500Hzの調整は非常に大きな役割を果たしてくれるのではないでしょうか。
Trebleは4kHzで、所謂プレゼンスと呼ばれる帯域はあえてカバーしませんでした。
その代わりにBass, MiddleよりもQの幅を広げるような方向で調整しています。
弦の金属らしいニュアンス、タッチの繊細さを調整するような操作感をイメージしています。
実際に耳に音程として聴こえる成分の高音部分を調整するような感じですね。
前述したEQに代表されるようにブースト量やQの広さ、周波数帯などは様々な条件下で細かい調整を繰り返し、ベース用として最も有用だと言えるものを採用しました。
コストよりもサウンドを優先して、真空管にはElectro Harmonix 12AU7EHを採用。
そのほかの電子パーツにおいても機能を損なう、品質を落とすコストカットは一切行わず、性能を最優先した選択がされています。
2Sということですが、変更点としてはオリジナルよりもヘッドルームが広くなり、よりクリアなサウンドが得られます。
私自身が開発に関わったからこそ、絶対の自信を持っておすすめする逸品です。
メーカー保証付き
文章:嵯峨駿介
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email : info@bassick.jp
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