Fender(フェンダー)は言わずと知れたエレキギター・ベースのナンバーワンブランドです。
Jaco Pastorious, Marcus Miller, Geddy Leeなど、数えきれないほどのトップアーティストに愛されます。
ジャズベースはプレシジョンベースの上位機種という位置付けでリリースされました。
その鋭くクリアなサウンドは多くのベーシストに愛され、現代に至っても圧倒的な支持を受け、輝く存在感を放っています。
こちらは1968年製造のジャズベースです。
ボディはAlder、指板はRosewoodと人気のスペック。
ネックPUには 「●8437●」とスタンプ、ブリッジPUには「10/15/68」とサインがあります。
ネックエンドには「7SEP●●A」の記載。
ネックPUボリュームのポットデイトは「1377●3●」、ブリッジPUボリュームのポットデイト「137745●」、トーンのポットデイト「1377451」です。
ポットは1974年製に交換されているように考えています。
シリアルナンバーは肝心の部分が掠れているのですが、ここから推測される製造年は1966〜1970です。
そこを加味すると、ジャックや配線についても手が入っていると考えるべきでしょう。一部は明確です。
PUは両方ともグレイボビンで当時の物に見えますが、コイルの色は違います。
これはPU交換もしくはリワインドの可能性を示唆します。
また記載の仕方が異なるのも気になるところで、オリジナルだと言うには難しいところですね。
以上から、総合的に製造年は1968だと判断しました。
トラスロッドナットはどうやら交換されているようです。
オリジナルも付属しますが、ダメージがあり、実用には難しい可能性が高いです。
ピックガードはビスが1つ欠品しています。
ネック側にPUを増設し、そのPUと配線穴のザグリを埋めたような跡があります。
その上から黒く塗装しているように見えますね。
ラインがボディサイドにはくっきりと塗装の上からわかるほどのラインがあり、キャビティ内にもそのラインの位置で段差があります。
これはボディトップを別に貼り合わせたのか、もしくはトップ側だけをリフィニッシュしたのか、といった可能性を示唆します。
ナットは交換されている印象で、フレットについても交換されているような可能性を感じます。
仕事自体は丁寧なものです。曖昧な表現で申し訳ありません。
フレットの残りはおおよそ70%ほど。
トラスロッドの動作は良好です。
ネックの状態はハイ起きの症状があり、現状2.2~2.7mmで調整しております。3弦12F以降に多少のビリつきが見られます。解消するにはブリッジ弦高をあげるもしくはすり合わせやリフレットが必要になります。またハイポジションの指板がえぐれている箇所があります。
ボディや塗装面の状態は、打痕、塗装剥げ、ウェザーチェックが見られます。
電装系の状態は、良好です。
コントロール : ネックPUボリューム、ブリッジPUボリューム、マスタートーン
ナット幅 : 38.0mm
ブリッジ部弦間ピッチ : 20.0mm
スケール : 34Inch
製造年 : 1968
製造国 : USA
こちらは販売委託商品のため、送料が通常と異なる場合がございます。
GIBの職人が演奏しやすく調整した上でお届けします。
付属品 :ハードケース、フィンガーレスト、オリジナルトラスロッドナット
文章:嵯峨駿介
検品担当 : 山路
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